離婚決断!そのタイミングとは!?
離婚について考えてみました。なぜなら、最近、友人夫婦が離婚したのです。
探偵だったら離婚なんてよく目にすることでしょ?
そんな突っ込みが入るかもしれません。
たしかに仕事では離婚なんぞ何も珍しくはないのです。日常茶飯事でございます。時には離婚へのお手伝いもしているわけですから…。
し・か・し、
友人ということで、どうしても考えてしまうことが…。
結婚式も二次会も参加したのに・・・。
余興でミニコントまでしたのに(嫌いじゃないけど)・・・。
ご祝儀もがんばって弾んだのに・・・。
あのご祝儀返せ!!
そんなことを思ってしまう土谷は、
心の狭い、ケツのア○ルのちいせぇー男なのでしょうか?
すみません。少々、取り乱してしまいました…。
非常に長い年月付き合っていた彼ら。やっと結婚したよーなんて思ってたら、たった3年で破局なんて・・。
知らせを受けて友人たちが集まり、近況を報告しながら、慰めの言葉を口にするみんな。
核心に触れないようにしながらも、聞きたい気持ちは皆一緒です。
なんで離婚したのか?
ゴム手袋をはめて、裁縫をするような雰囲気の中、探偵ということもあり、ここはお前が聞け!という皆の熱い視線を浴びていたので、ご祝儀を取られた恨みを加えて土谷が先陣をつかまつりました。
「でさぁ…、なんで別れちゃったの? 浮気? やっぱ浮気??」
土谷に聞かせといて、皆はいっせいに
(そういうこと聞くぅ?)といった非難の目を浴びせます。
う、裏切り者どもめ。
でもそこはめげずに突撃する土谷。
「やっぱ探偵としては気になるトコロなわけよん。」
すると彼から、
「なんか結婚したら何か変わると彼女は思っていたらしいけど、オレは別にこれまでといっしょにしてたんだよね。それがどうにもかみ合わなかったみたい・・」
そんなオトナな答えが返ってきました。
もちろん皆は無関心を装いつつも、耳はダンボ状態。彼はというと、聞かれてスッキリ顔です。
そんなスマシ顔になにか裏がありそうだ…と感じてしまった土谷。探偵として成長したのかしらん(自画自賛)
すかさず、
「でも正直、彼女いるっしょ?」
と、みのもんた的にズバッと切り込んでみました ^^;
そんな鋭い土谷の突っ込みに、
目は泳ぎ、顔は紅潮し、
しまいにゃ、おしぼりでテーブルを拭き始める友人。
「いや、いいって。みなまで言わんでも。聞いたオイラが悪かったがな。」
と、とりあえずフォロー。
そこで会話は終わってしまいましたが、やはり、女が絡んでいたようです。
"新しい彼女との恋愛生活"と"奥さんとの夫婦生活"。
お金・人間関係・仕事など・・・、
よ~く考えに考えて、天秤にかけてかけてかけて、
出直せるかを考え、今しかないというタイミングをチョイスした彼。
ある意味、正解だったのかもしれません。
なぜなら少しでもタイミングを逃していたら、あとあと後悔にまみれ、窮屈な生活をずぅーっとする可能性があったわけですから。
3年を短いと感じるか長いと感じるか・・・。人によって様々でしょうが、やはり他に恋人ができてしまうのはやはりどこかに火種がくすぶっていることが原因なのでしょう。
相手に対して、悪い・申し訳ないといった感情が欠如してきている表れです。
離婚をするには、ボクシングのカウンターパンチと同じく、タイミングと思い切りの良さ、あとは勇気が必要なんでしょうね。
失敗したら、もちろん甚大な被害をこうむる覚悟は必要です。
それがカウンターの掟。
ただそのカウンターパンチを成功させるための、地道な積み上げが大事なのです。
そしてボクらの仕事は、
●その積み上げを手伝ったり、
●逆にカウンターを打たせないようにしたり、
●カウンターにカウンターを合わせてみたり、
(ボクシングではクリスクロスという技術だそうです)
を、するわけです。
迷っているアナタ、勝負のパンチを放てますか?
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