コラム|マル秘!調査員の心理テクニック

マル秘!心理テクニック

寒さがやわらいできたのと反比例するように花粉が盛大に舞っております。

目の痒みに加えて鼻水がとまらなくなっている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

土谷は長年に渡り、自分は"花粉症疑惑"であると言ってきましたが、それも虚しい響きを持つようになってきました。

  あぁ~、今日も目が痒い…。

  そして鼻の下がガビガビになってゆく・・・。

今日も目に見えない敵と戦っている、ハナ垂れ小僧@探偵土谷でございますぅ。

そんな土谷は、街ゆくマスクマンたちに同類相憐れむ視線を送ってしまいます。

いわゆる共感ってやつですな。

それにしても人というのは、自分と同じところを相手に見いだすと親近感が湧くものです。

皆様も経験ないでしょうか?

 電車の中で隣に座っていた人が自分と同じ携帯を持っていたとき。

 車に乗っていて信号待ちしていたら、隣に同じ車種の車が止まっていたとき。

 喫茶店で自分がハマッている漫画についての会話が隣から聞こえてきたとき。

またよく行く飲食店の話が出てきたり、気になっているタレントの裏話が耳に入ってきたら話し手がどんな人なのか気になってしまうことはないでしょうか?

こういった親近感や好奇心をうまく利用するのが、接触でのポイントでもあります。

そのために持ち物や趣味・嗜好などを把握。また服装やアクセサリー、行動範囲や立ち寄る店などもきっちり押さえておきます。

そうすることによって接触方法の選択肢が増えて、接触時の会話のバラエティが富むことにもつながるのです。

例えばバイクに乗って移動するターゲットがいるとします。
徒歩・電車移動に比べて接触場所が限られてくるケースとなりますが、相手と同じ部分をちょっと作ってあげれば接触後の関係構築がスムーズになります。

その対象者の隣にあらかじめバイクを止めておいて、整備している感じでターゲットを待っておき、シートの上にはターゲットが吸っているのと同じタバコを置いておきます。

ターゲットが自分のバイクまで来たら、ターゲットの目には接触するスタッフの姿と接触するスタッフのバイク、そしてタバコに目が行くことでしょう。

そのタイミングでターゲットに声をかけ、火を借ります。と同時に火を借りたお礼としてタバコを一本勧めます。

ターゲットがもらいタバコに火をつけたら、こっちのものです。

バイクとタバコといった共通項からスムーズに会話を始めることができます。

  見知らぬ人から知り合いへと変わるための心のハードルを、まずはちょっとしたアイテムで下げてしまう…というワケ。

接触するスタッフはこんな心理的テクニックを一部利用しつつ、相手のフトコロに入っていくのです。

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