古都が育てたラテンのノリ
この仕事をするうえでタクシーは必要不可欠。タクシー運転手の良し悪しが調査を左右することさえあります。
しかしタクシー運がいつもいい土谷。ここで運をだいぶ使ってしまっているような・・・。
そのため彼女運がないと思いたい、もう春ですねぇ@土谷なのれす(泣)
そんなタクシーのことで、ある事件に遭遇しました。
それはとある歴史ある古都でのこと。
ターゲットのカップルを追う土谷は大きなお寺の前に来ていました。
さすが観光地です。壮大な門構えのの前には、タクシーの行列が出来てます。
ターゲットカップルもタクシー待ちの列に並びます。
すかさず小走りで間合いを詰め、すぐ後ろをゲット。タクシー乗り場では、これが調査の生命線です。
後ろで何食わぬ顔をして、並んでいると、前にいる二人の会話からホテルに戻ることがわかりました。
しかもホテル名も飛び出し、願ってもない展開です^^;
ひそかにほっと一息ついていると、タクシー乗り場の先で、タクシーを呼び止めようとする、掟破りの男性の姿が視界に入りました。
悪意があってではなく、どうやらその男性はタクシー乗り場の存在自体に気付いていない様子。
列に並ぶ客たちは、もぅ、いけない人ね!といった感じでその光景を見てましたが、そのとき、一台のタクシーが車列を抜け出し、その男性のもとに…。
アラッと思ったのもつかのま、男性は乗り込みました。
車列を抜け出し、男性を拾ったタクシーの抜目ない行動もスゴイですが、この後がまたスゴかった。
タクシー車列の先頭のタクシー運転手が急発進。
抜け駆けタクシーに横並びするやいなや、ウインドウを降ろして怒鳴りつけたのです。
「われぃ!なにしくさっとるんじゃ!」(全般的にラテン系の巻き舌で)
すると抜け駆けタクシーも負けていません。
男性客を乗せたまま、
「やかましいわい、呼ばれたから行っただけやろがぁ。
文句つけんなや、なぁ(これは男性客に向けて)」
話をフラれた男性客も困ったことでしょう。なんせ、その時にタクシー列の割り込みに気付いたわけですから。
そしてどうも自分のせいで揉めている…。
しかし、運転手同士の喧騒を見ていた人々が一番驚いたのは、言い合っているタクシー運転手の二人ともが見事なスキンヘッド。
まるで凶悪な感じの坊さんです。
さすが古都というべきか・・・。
- 2006.04『人生の舵取り』
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