遊び？本気？ 出会い系サイト攻略大作戦（前編）
春ですねー。
何々、そんなこと知ってるって？
でも分かっていても言っちゃうんですよ。
春ですねー！って。
なんで土谷が日本の春をそんなにアピールしちゃうのか？別に劇団「四季」の会員だから、ってワケではありません。
暖かさと共にやってくる、ほのかな解放感。
そして新しい年度を迎えて、新たな出会いが生まれてゆくからなのです。
あぁ、春って素敵！！
あぁ、恋って無敵！！
春になると"出会い系サイト"の登録件数が伸びるのも、うなずけます。ワクワク感が思わず、登録ボタンをクリックさせてしまうのでしょう。
しか～し、
それにより運命的な（いい響きですねー）出会いをする人もいれば、不幸のどん底への第一歩となる人もいるのです。
今回はそんなお話。
もちろん不幸なほう・・・デス。
すべての始まりは、ほんのちょっとした出来心から、だったのです。
（まあ、たいてい、どんなこともちょっとしたキッカケから始まるもんですが…。）
○県在住のＡ子さん、２７歳のケースをお話しましょう。
Ａ子さんは彼氏がいますが、長い倦怠期に入ってしまい、この人じゃないのかも…と漠然とした不安を抱えて日々を過ごしていました。
そんな折、友達に話をしたところ、じゃあ出会い系とかやってみる？といわれ、友達も入っている出会い系サイトに酒の勢いで登録したのでした。
そーすると、来るわ来るわ、メールが山のように来たのです。
当たり前といえばアタリマエですが、初めての経験だったＡ子さんはビックリ。エロいのから、真剣そうなものまで、よりどりミドリです。
へぇー、こんな世界もあるのね。
最初はそんな感じで比較的冷めた目で見ていたのが、読み進めていくうちに徐々に真剣になっていく自分に気づき、戸惑うＡ子さん。
しかし、遊び、アソビと自分に言い聞かせ、数ある中から、穏やかそうな男性をチョイス。
当り障りのない返信をしてみたのです。
ゲーム性のある出会い系サイト。
プロフの文章内容や顔写真の写り方など、趣向を凝らして、網にかかる獲物を待ちかまえる蜘蛛のように返信をじっと待つ…。
またこれぞと狙いをつけた相手を釣り上げるため、内容を吟味する。
出会いの期待と、自分自身への評価認識が相乗効果をあげ、結果、恋愛ゲームにハマッて行くことになる。
by 土谷総合研究所 解説
兎にも角にも、返信を待つ。
すぐに返ってくるかと思っていたのに、返信が来たのは翌日。
（ちょっとした焦らし作戦ですな…）
内容はというと、
丁寧に返信が遅れた旨を述べ、素直に返信をもらえたことが嬉しいとか、まずはゆっくりとやり取りしたい等と書いてありました。
そんな真摯な内容に驚きを隠せない、出会い系初心者のＡ子さん。もっとすぐに会おうとか、付き合いを前提とか、言ってくるのでは…と思っていたのです。
やり取り１ヶ月目。
お互いの仕事のことや幼少期の思い出、好きな映画について語りあったり、と彼とのメールは楽しく、新しい刺激になりました。
また彼の方から会おうと言ってこないのも気楽でした。
やり取り２ヶ月目。相変わらずいつも穏やかにメールをくれる彼。そんな彼から会ってみないという誘いがきました。
一時は迷ったＡ子さん。しかしＡ子さんも彼に会ってみたい気持ちがあり、快諾したのでした。
そして・・・、出会い当日。
そう、その「出会い」が悲劇の幕開けだったのです。
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