コラム|彼女にナニが起きたのか!?

彼女にナニが起きたのか!?

暑中お見舞い申し上げます。

日本の国民的行事「OBON」も終わりましたが、相変わらずの暑さですね。

この夏のクソ暑い時期の外張りでは、熱射病と熱中症に気をつけないといけません。朝の7時ごろでもすでに暑いですもんね。
この夏も日本全国を西へ東へと移動しながら現場にいそしむ探偵たち。

セミの鳴き声を聞きながらの外張り続きで、夏休みの子供並に日焼けしている土谷です。

東京ではミンミン鳴いているセミが、関西ではシャーシャー鳴いてます。

  しかも大音量で・・・。

1匹しか鳴いてなくても、3匹分はありますわ。

やはり関西おそるべし・・と、なんとなく思ってしまう今日この頃の土谷なのです。

ところで日差し照り付ける外気温37度の中では、

1時間で汗が止まりません。
2時間で脳みそがとろけはじめます。
3時間でプチミイラになります。

高校球児たちはこの暑さの中でも走り回っていることを思い浮かべ、おいらも頑張らねば・・と気合を入れなおすのですが、球児たちは1回守ったら1回ベンチで休めますけど、ある意味守りっぱなしです…。

そんなことはさておいて・・・、この前のある日の調査の帰りでのこと。

巨大ビルに勤務するターゲットを追尾して、自宅を特定。事務所へと戻ろうと乗り込んだ電車でのことでした。

その日は立ちっぱなしだった土谷(誤解しないように!念のため^^;)

目ざとく車内の空いた座席を見つけ、滑り込みました。

むくんだ足をさすりながら、フト前を見ると足の爪にマニキュアをした人が座ってました。

サンダルの先から見える足の爪。

マニキュアの色は濃いピンク。

ただサンダルがちょっとゴツイなぁと思い視線を上げるとアーミーパンツにカーキ色のミリタリーチックなTシャツ。さらに視線を上げるとスゲー悪そうなグラサンに坊主アタマ。

 なんで? なんでやっ?

    ピンクのマニキュアにはラメまで入っているのに…。

    そこ以外は思わず道を譲ってしまう恐持てキャラなのに…。

 やつはニュータイプなのでしょうか。

とりあえず視線を合わさないように別の乗客に目をやる土谷。

すると若い女性に目が止まりました。

その女性は紙パックの100%グレープフルーツジュース(500ccのやつね^^)を右腕で胸に抱え、右手にはハンカチを持ち、左手には携帯。

そしてメールを見ながら号泣しているのです。

ハンカチで目元を拭うたびにジュースが落ちそうになります。

なんぞ辛いことがあったのでしょう。彼氏からお別れメールをもらったのかもしれません。

彼女の状況を想像するに、

1.最初は電車の中で普通に(?)100%グレープフルーツジュースを飲んでいたんでしょう。
2.そしたら誰かからメールが来たのでしょう。
3.メールを読んだら悲しくなって涙が出てきたのでしょう。
4.それは電車内で号泣するほど悲しかったのでしょう。
5.そしてあふれる涙をぬぐうためにハンカチを取り出して拭いているのでしょう。

でもね、お嬢さん。

ジュースはカバンにしまおうネ

彼女を見る男性客の視線はジュースに集中しています。

まぁ、彼女はそれどころじゃなくて、ジュースなんてアウトオブ眼中なんでしょうが…。

一度に複数のことをする、いや、してしまうのは女性のサガなのかもしれません。

「女性って一つのことしかできない人って多くないかぁ?」
「いっぺんにあれこれ同時平行して行うのが苦手じゃない?」

そんな疑問を土谷に投げかける人が多いかもしれません。

しかぁーし、

   自転車に乗りながら、コンビニ袋を腕に通して傘を差しながら携帯で電話するのはたいてい女性ですから。

つまり初めから計画的に同時並行処理を行うワケではないのですね。

どんどん積もり積もって、結果同時並行になってしまう…、というのが真相のようです。

前述の号泣女性でいうと、

彼女の頭の中のほとんどは悲しみで埋められています。
そしてちょびっと涙を拭わなければ…という意識があるだけです。

最初の行動である100%グレープフルーツジュースはというと、

  本能だけで支えられているのではないでしょうか。

車内の全乗客の視線を浴びている号泣女性。

で、先ほどのニュータイプはどうしているのか…、というと、

  女性の足の爪を凝視  でした。

あぁ、 明日が見えねぇ~

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