その2.魅惑のサタデーナイト尾行
ターゲットの運転する社用車は、空いている道路を快調に飛ばして行きます。
土谷も視界の端に車を捕らえながら、信号に引っかからないように交通の流れを見ながら、慎重に運転します。
こういう時って、
なんか探偵してる感に浸ってしまいます。
彼は都内にある繁華街に向かい、ときおり、運転中に携帯を見ています。
(いけないなぁ、運転のときはドライブモードにしないとネ!
・・・、
ていうかぁ、会うんじゃねーか!? オンナと!!)
俄然ひとりテンションが上がる土谷。
獲物を目の前にした猟犬状態です、ガルルゥ。
奥さん、アンタの直感は正しかったぜぃ。
奥さん、なかなかやるねぇ。
奥さーん、いいねぇ。
お・く・さぁ~ん。
頭の中で、一人むなしくこだまする声が聞こえる…。
いかん、いかん。
なんかちょっと変な方向に脱線していきたので、話を元に戻すと、彼の車は繁華街を通り抜け、狭い路地へと入り込む・・。
勘弁してよ、つけづらいじゃん。
それにしても、
イッタイ、ドコマデ、イクノダロウカ??
そんな疑問が頭の中を飛び交っていた、そのとき、彼の車はコンビニの前で止まり、彼が降りてきたのです。
そこであんな光景を目にするとはっ!!
はたして土谷が見たものとは・・・
- 2005.08増刊号 その1.魅惑のサタデーナイト尾行
- 2005.08増刊号 その3.疑惑のサタデーナイト尾行
- 2005.08増刊号 その4.困惑のサタデーナイト尾行
- 2005.08工作前夜の姿…
- 2005.07探偵、海へ行く!
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