修行記|悩みごとを相談する際はご注意を・・・

悩みごとを相談する際はご注意を・・・

5月の行事と言えば、GW!
身体をしっかりと休めてほしいところですが、長期の休み明けはかなり憂鬱になりますよね。
そんな時はストレスを溜めずに、誰かに相談するなど発散してもらいたいのですが、今回はその相談する際に頭に入れていただきたいことをお話しします。

ここでまず、以下について皆様はお答えできるか考えてみてください。
盗聴器は違法なの?
・ホテルに入った写真一枚だけで不貞の証拠になるの?
・浮気はどこからなの?
・どんな行動がストーカーになるの?

いかかでしょうか?
たまに知人に問い掛けてみますが、答えられない人がほとんどです。
多くの人がこのような問題に関わることがないため、知らないのが当たり前です。
私も探偵になるまでは「浮気はお互いが『浮気』と思ったらでしょー」と曖昧に考えていました。
そのような無知でいては、実際に問題が起きた時にかなり苦労してしまうんですよね。

探偵業を行っていると、私達はある程度法律の知識も必要になってきます。
「浮気されたけど慰謝料請求できるの?」
「お金を返してくれない人に対して泣き寝入りするしかないの?」
「盗聴器って違法じゃないの?」など、様々な皆様の疑問やお悩みに、的確に対応しなければいけません。

適当な探偵社であれば、
「これだけ証拠が揃えば必ず離婚できるよ」
「お金を貸したあなたが悪いねー」
「旦那さんに不貞を仕掛けて、その証拠をどんな方法でも残してきますよ」など話すところがあるかもしれません。

法律に明るくない相談者の方が、探偵は「何でも知っているプロだ」と思い込み、全ての言葉を信じてしまうのも無理ないでしょう。
「うちに頼めばかなりの確立で成功しますよ!」なんて、苦しく悩んでいる方にとっては、すがりたくなってしまう言葉ですよね。
藁にもすがる思いで相談しているのに、適当に対応したりだましたりする探偵業者が実在するのです。

よく相談者の方で「他業者でお願いしたが、契約した途端態度が急変した」「報告も一切なく、失敗の一言を告げられた」というお話しをされるのを耳にします。
聞いていると、私まで憤りを感じてきます。
お金を払った途端、担当者と連絡が途絶えて何をやっているかわからない、という悪徳業者が実在するなんて、テレビの中だけかと思っていました。
そのような会社に就職しなくてよかった、と心から思います。

探偵業に限らず、誰かに相談や頼みごとをする際は、皆様が後悔しない結果になってほしいと思います。
「聞いていなかった」「そんなの知らなかった」では済まないこともあるのです。
多少なりとも問題について自分なりに調べて、知識は必要です。
また、その時の感情に任せるのではなく、冷静な判断をしていただきたいと切に願います。
悩みの解決だけではなく、後々のトラブル防止に繋がることもあるのですから。

次回から、上記に書いた質問事項に関してお話ししていきたいと思います。

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