修行記|こんな探偵会社、他にない!

こんな探偵会社、他にない!

探偵になってあっという間に年が変わりました。
「新人」とは言えなくなってきた気がしますが、まだまだ覚えることが多い上杉です。

弊社の仕事は、単なる「調査・工作」だけではありません。
「探偵」兼「バーテンダー」兼「相談員」なのです!

まず「探偵」の部分は、一般的な調査や工作ですね。
対象者を尾行してみたり、心理誘導してみたり。
工作では「調査員」や「工作員」と役割が分かれているわけではありません。
工作員は、調査員としても動けないといけないのです。
その理由は、対象者に接触するポイントは事前に定まっていないため、臨機応変に動かなければいけないからです。

事前調査で対象者の動きがわかればいいのですが、ほとんどの人はその日によって変わってきます。
例えば事前調査を一週間行った結果、対象者は毎日同じスーパーに寄ることがわかったとします。
そこで工作員がそのスーパーで待ち伏せをするが、対象者はその日たまたま外食に出かけてしまえば接触できません。
そうなれば事前調査すら無駄になります。
そもそも毎日決まった行動する人はあまりいませんよね。
そのため、事前調査を含めて工作員も対象者の動きを見ていきます。
尾行しながらタイミングを狙って接触を行うのです。
弊社では、調査員としても工作員としても能力が問われます。

次にスタッフは、「アンサー」でバーテンダーとして働いています。
お客様の2人に1人からは「本当に探偵なの!?」と尋ねられますが、「本当なのです!」。
もしただのコンセプトバーであれば、そこまで詳しくお話しすることはできないでしょう。
また、相談すら乗ることもできないと思います。
実際にアンサーでスタッフと話してみると、本物であるとわかっていただけるかと思います。

一方、他社では「工作は違法だ。」「探偵学校を卒業しないとなれない。」とでまかせを話すところが実際あるそうです。
この世界を知らない皆様にとっては、「そうなのか。」と信じてしまいますよね。
知らないことをいいことに嘘・大げさを話すところがあるなんて、嘆かわしいことです。依頼を考えている人で業者に質問をして矛盾点が生じるようなところは、疑ってかかった方が賢明でしょう。

弊社は、常に勉強・話し合いをすることでバーテンダーとして腕を落とさないようにしながら、メインの業務にも支障をきたさないようにしています。
バーテンダーと探偵業、どちらも半端に経営しているのであれば、10年以上も続くことはないかと思います。

更に、「相談員」としても能力がなければいけません。
調査や工作を行っていても、「この案件はどういう流れなんだろう?」「最終的には相談者はどしたいんだっけ?」と思っていては良い結果は出せないでしょう。
「調査だけしていればいい」「工作だけしていればいい」という人材は弊社に求められていません。
相談者の話を聞くこと、現場の状況を把握することは、同時進行でいかなければいけません。

また、ご相談される方は、何らかの悩みを持っています。
その悩みの改善をお手伝いできればと考えています。
だからといって相談者の悩みを解決したいがために、理想ばかり並べていてはいけません。
そのため、相談者の現状と現場の状況を兼ね合わせて、最善の方法を考えていきます。
このように探偵は、相談者のケアもするために「相談員」としての力量も必要なのです。

この「探偵」兼「バーテンダー」兼「相談員」は、簡単なものではありません。
単なる兼業ではなく、どれも相談者のためにどうサポートできるのか考えてきた結果です。
「相談者のサポート」という目的が一つに絞られているために、長く経営しているんだと、新人とはいえ感じました。
私も入社した当時は、ハードさ・覚えることの多さに驚きました。
しかしこのハードな理由は、悩んでいる人のために考えているからこそだと理解しました。
相談する人は、今までこの業界に関わる法律や仕事に触れることがなかったのがほとんどです。
その部分を悪用して、大金を請求する悪徳業者も増えてきています。
相談や依頼に関わらず、人々に正しい知識を伝えるとともに、悩みを減らしていく方法を更に考えていきたいと思っています。

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