修行記|都心と地方の違い

都心と地方の違い

はじめまして。

新人探偵の佐久間と申します。
憧れであった探偵になって早3ヶ月。
試行錯誤を繰り返しながら新鮮かつ充実した毎日を送らせて頂いております。
早く一人前になるべく日々の精進、おさおさ怠りございません。

そんな私が探偵になって一番驚いたこと。
それは「都心と地方の違い」です。

弊社は都内近郊だけでなく全国各地からの依頼も多いため、地方へ出張へ行く機会が多いのです。(入社してそのことに先ず驚いたのですが....)
ですから先輩たちは、ほぼ47都道府県網羅しておられる方々ばかりです。

出張は早朝から深夜まで短期間集中なのでスキルアップや経験値を積むことにも適しています。
新人佐久間も入社後に出張に三回行かせてもらい、先輩方に揉まれました 。
ドラ○エの様に「トゥルルルルットゥ トゥルル~」とレベルア ップの音が聞こえてくるくらい経験値を積むことが出来るのでとても有り難い経験でした。

さて、前述した「都心と地方の違い」の何に私が驚いたかと申し ますと「よそ者に対する視線」です。
都心は言ってしまえば殆どの人がよそ者ですし、何より他人にそこまで関心が無いように思います。
ところが私が3回目の出張で行った「とある地方」では、住民の方々から 「見たことが無い人物がいる..誰?」という視線をバシバシビシビシ送って頂きました。
「そんなに見つめないで…照れちゃう」と頬を赤らめてしまうほどの視線です。
しかも老若男女ほぼすべての人が見つめてきます。
パトロール中の警察官もです。
私が初めて職務質問を受けた記念すべき土地となりました…。

そんな視線を地元民の方々から頂戴しながら「なんて張り込みしにくい土地なんだ…」と私は絶句致しました。
加えて人と人との結び付きが強い地域のようで、道行く人々は必ず挨拶をしていました…。
つくづく探偵に優しくない土地でした。

とどめは夕御飯を食べに行ったファミレスです。
地元のヤンチャな若者達から「見たことない若いやつがいる。」とそれはそれは熱い視線を頂戴致しました…。
学生時代に経験したことがある方も多いのではないでしょうか!?
「お前、どこ中だよ!?」と言われたときに頂戴したあの熱い視線です。

探偵たるもの目立ってはならないのですが、「見たことがないよそ者」というだけで注目されてしまう土地もあると早い段階で実感できたのは私にとってとても貴重な体験でした。

勿論、そんな熱い視線を頂戴する土地でしたが、対象者にバレるようなヘマはしておりませんのでご安心下さい。
私の先生である久米の指導のもと、適切な張り込みを致しました。

どんな環境でも成果をあげる、それがプロです。
1日でも早くそうなりたく目下探偵修行中の佐久間がお送り致しました。

それではまたお会い致しましょう。

 

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