修行記|工作っていったい何するの?

工作っていったい何するの?

若干花粉症気味なのに、気づかないフリをしていたい菅野です。
国民の1/3が花粉症と言われる現在、いまだ国は補助金を出して杉の植林を続けてるらしいです。
花粉症は嫌なのですが、マスクはいい変装になります。
逆に対象者がマスクをしていると、面取りが難しいですね。

さて、前回は尾行と張り込みについてお話しましたが、最終目的を達成するために必要な手段が、もう1つあります。
依頼される方の目的は、復縁、別れさせなど様々ですが、手段として使われるものに工作があります。

工作っていったい何をするの?というと、対象者に工作員を近づけ友達になる、ということです。

探偵は魔法使いやキューピッドではありませんから、離れた所から人の気持ちを変えることは当然できないわけで、そうなると対象者と接触、つまり知り合いになることが必要になってきます。

「対象者に気づかれてはいけない」(尾行、張り込み)
から、
「対象者に認識されなければいけない」(工作)
に変わるわけです。

ではどうやって対象者と接触するか。
あなたが対象者だったとしましょう。
「すみません、あなたの連絡先教えてもらえますか?」
って見知らぬ人にいきなり聞かれたら、どうしますか?
警戒しますよね。
相手がよっぽどタイプの人なら別かもしれないですが、応えてくれる人はまれでしょう。

つまりは、

いかに自然に話しかけられるか。
いかに自然に気をひかせられるか。
いかに自然に友達になれるか。

そんなことを考えながら計画を練るのです。
対象者が社交的な人か、警戒心の強い人かによっても、アプローチの仕方は全く異なってきます。
首尾良く連絡先交換が出来たら「利害関係を持たない善意の第三者」として、対象者の気持ちを変えるような発言をしたり、行動をとったりするのです。

人間が相手ですから、一人ひとり反応は違ってきます。
計画どおりに行かないことだって多々。
ただ、ルート変更があっても、目的地にたどり着けばいいのです。
渋滞している道は避けて、すいている道に変更したりするでしょう。
そのほうが、目的地に早くたどりつけるわけです。
最初に目指す中継地点は、連絡先交換。
とりあえずここまでくれば、多少なりとも心は開いてくれたということです。

さて、お気づきかもしれませんが。
「接触」するためには、対象者が外出しなければいけません。
まだ寒さの残るこの季節。
外に出て動いたほうがいいですよーー!!
と、声を大にして言いたいです。
だって出てきてほしいですから(笑)
意外と1日家から出ない、という方もいらっしゃるのに驚きますが、
せっかく春になったのですから、季節を感じに外出してみるのもいいと思いますよ!
ただ花粉の吸いすぎは花粉症の発症につながるようなので、注意してください。
それではまた。

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