修行記|なんと私、探偵になってしまいました

なんと私、探偵になってしまいました

はじめまして、菅野と申します。

なんと私、探偵になってしまいました。

女の子でもなれます。

刑事事件は扱いません、探偵。

探偵って実際よくわからないですよね。

私も会社に入るまでは、全然わかっていませんでした。

入ってみてやっとわかってきたかな、って感じです。

そして、この会社でよかった、とも心底思います。

この理由は後ほど説明しますね。

素行調査といえば、張り込み、尾行。

この2つが基本となっているようです。

張り込みは、対象者が家や会社などから出てくるのを、今か今かと待ち構えるんです。

暑さ、寒さ、それから蚊、雨、雪、、、

これらに耐えて、張り込みを行います。

30分、1時間、2時間、、、

屋外での張り込みもですが、エアコンをつけられない車内というのも地獄のようです。

我慢強ければ楽勝!という印象を受けるかもしれないですが、

なかなか難しいのが、警戒心を抱かせない、ということです。

対象者ではなく、周囲の人に、です。

閑静な住宅地なら、人が1人立っているだけで目立つでしょう。

ならば都会で人が多ければ紛れるかというと、そういうところは警察も多い。

警察は怪しいなーって人に職務質問しますよね。

あれって絶対警察官の偏見だと思うのですが、、、

そういえば大先輩が、プライベートでなぜか自分だけ職質されたと、ふてくされていました(笑)

ええと、話を戻して。

張り込み中に職質されたとしますね。

事情を話せば、警察は納得してくれます。

でも、話しているその一瞬の隙に対象者を逃がしてしまったら、、、!!

と思うと、最初からその点にも気を配らなきゃいけません。

服装もまた然りですが、警戒されないように振舞うのはなかなか簡単なようで難しいです。

服装といえば、私はプライベートでは、「シンプルでかわいい」服装が好きで、よく着ています。

夏なら、ワンピ1枚、とか、Tシャツにスカートにサンダル、とか。

冬なら、ニットワンピにスカート、タイツ、ブーツ、みたいな。

ここ数年になってやっと「女の子っぽい」服装になってきました。

でも、調査のときは別です。

音が出ないようにスニーカー。

目立たないような色合いの服。

下は動きやすいように、スカートじゃなくてパンツ。

それはそれで、好きな服装なのです。

機能的!!

そして仕事中!って感じがして、気持ちが引き締まります。

目立たない格好、目立たない格好、、、

もちろんオフィス街ならスーツです。

これは、作為的な服装。

でも、同じような服装だけど全く作為的ではないよ、という人もいるのです。

次回に続きます。⇒第20回 「なんと私、探偵になってしまいました」 下

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