修行記|脱新人

脱新人

はじめまして、そろそろ脱新人の谷と申します。

脱新人と申しましても、まだまだ修行中。

探偵は一日にして成らずです。

多少調査に慣れてくると、慣れたからこその落とし穴がでてきます。

例えば勤務先からの張り込み

ど新人の頃は、出てくる人間を一人一人に近づいて、しっかりと顔を見て判断していました。

勤務先から出てきて最寄り駅に向かう人を、一人一人です。

一回の運動量はさほどではありませんが、対象者が出てくるまで、勤務先と駅を何往復もして、それなりの体力と多大な精神力を消耗していました。

それが、多少慣れてくると、出勤時はグレーのジャケットだった。
小花柄のシャツを着ていたなど、対象者の服装を記憶しておいて、出てくる人間が対象者か否かの判断スピードを上げます。
体力・精神力消費も少なくなり円滑な調査ができると言うわけです。

そんなこと当たり前でしょ。

別に探偵じゃなくても、それぐらいやるよ!

と思われる方も多々いらっしゃると思います。

基本的には出勤時の服装を参考にして、退勤時の調査を行う形で良いのですが、季節の変わり目だと・・・・・。

朝夕の寒暖の差で、対象者の服装が変わっていることも多々あるのです。

朝は小雨が降っていて肌寒かった。

しかし、日中から日差しが強くなり、帰宅する頃には蒸し暑くなったりすると、対象者が出勤時に着ていたものを脱いで、カバンに入れて出てくるパターンもあります。

パッと見てジャケットを着ていない、小花柄のシャツを着ていない、だから対象者じゃないと判断してしまったら・・・・・・。

いやー。そんな事をやってしまうと、真夏でも冷や汗をかいてしまいます。

当たり前のようなことが、慣れてくると見えなくなってしまう。怖いですねー。

車の運転とかでも、慣れてきた頃に大きな事故を起こすケースがありますよね?

それと似たような感じです。

どんな事にも共通すると思いますが、やはり初心を忘れてはダメですね。

初心を思い出しながら、一日でも早く脱新人を目指す谷でした。

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