コラム|ヨイショで持ち上げて落とす!?

ヨイショで持ち上げて落とす!?

「この間、お邪魔したことはナイショってことで(汗)」

こんな感じで事前にお客様から伝えられなくても、野暮なことを言わないのがバーテンダーの鉄則。それこそ、女性同伴でいらっしゃった常連様に、「アレ?先日のお連れ様とは違う方ですね?」なんていう暴言はもってのほかだ。

スタッフは、皆、現役探偵!

特殊な状況下における臨機応変な気の利かせ方ってやつには長けている。
おまけにバーテンダーというしてのトークテクもあるわけなので、ちょっとした"小細工"なんてお手のモノ!

そんなわけで、アンサーの真骨頂とも言えるのが"プチ婚活サポート"なのである!

な~んて言うと仰々しいが、要するに、「…っていうことにして話を合わせて欲しいんだけど」的なご要望にお応えしているっていうわけ。そのひとつがヨイショ工作!

お客様にちょっと調子が悪い様子を装ってもらい、トイレに立つ機会を多く持ってもらう。そして、お連れの方がひとりになったとき、いかにお客様が人格者か。また、人間として尊敬できるかなどと、お客様を徹底的に持ち上げるヨイショネタをガッツリ注入する。
お客様が戻る手前に、「照れくさいので○○さんに言ったことはなんですけどね。ナイショですよ(汗)」などと伝えて締めくくれば首尾は良好!お客様が席に戻ったとき、見つめるお連れ様の目は、ウットリしているという具合だ。

ほかにも、「会社を経営してるってことに」工作や、「バツイチってことはナイショでひとつ…」工作など、いろいろあるが、フツーの店と違うのは、お連れ様の質問にも即興で答えるという探偵ならではの返しができるという点だ!

いつもシナリオ通りに運ぶとは限らないことを探偵はよ~く知っている。
お連れ様の反応を読み切ることは、ゼッタイ不可能。然るに、お客様が、好きな女性はどこへでも連れていくことを躊躇しないというキャラ設定だとして「へぇ。じゃあ、○○さんって気に入った女性が出来たらココにも連れてくるんですね!」みたいなツッコミが入ったときにも、「いえ、連れてこられたのはアナタがはじめてですよ。いつも○○さんは好きな人が居たら連れてくるって言ってたのに、お連れいただいたためしがない(笑)。だから、私も驚いてるんですよ! ○○さんにも本当に好きな人がようやく出来たんだなぁって…」

ど~ですか?このカウンターパンチ! 
実際、そんなヨイショが功を奏したのか、交際に発展したカップルも少なくないんですよ! 
どうです? もう一押しが欲しいときには、使えそうでしょ?

ちなみに、こうした"プチ婚活サポート"は別途費用をいただいておりませんのでご安心を。
た・だ・し、ご来店いただいた際に、「あ、一杯いかがです?」などと、我々探偵の喉を多少、潤していただく必要はあるかもしれませんが(笑)

意外に効果バツグンと評判の"プチ婚活サポート"。興味がおありの方は遠慮なくお申し付けください!


大阪ナニワのブルース

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