コラム|HOW TO ご相談

HOW TO ご相談

若手は現場へと出動していき、事務所は閑散としている。そんなときに電話は鳴るものです。まさに、マーフィーの法則。
しかし、相談の電話って、ホント、リアルに心情が伝わってくるんですよね。

「あのお…、別れさせたいんですけど…」
「あのお…、復縁したいんですけど…」

第一声がこれですよ? こういう問い合わせ電話を受ける仕事なんて、この仕事だけでしょうね。きっと。いきなり、こういうセリフを聞くと、今でもドキドキします。いったいどうしたんだろう? 何があったんだろう?と、想像力を掻き立てられるからかもしれません。

まずは、とにかく、状況が知りたい…。
ところが、はかなくも、その希望が裏切られることが多いのです。
たとえば、次のような感じに。

「あのお…、別れさせたいんですけど…、いくらかかりますか?」
「あのお…、復縁したいんですけど…、できますか?」

間がすっぽり抜けている。これじゃあ、いくらかなんて言えない。どんな状況かわからないんだから。できるかどうかなんて答えられない。神様じゃないんだから。
とにかく、相談される方限定で申し上げておきますが、相談にも仕方、HOW TO的なものがあるのです。

まず、別れさせたい場合。最低でも以下のようなポイントがあります。

1.別れさせたい相手とはどのような関係なのか。
2.なぜ、その相手を別れさせたいのか。
3.相手の具体的な情報はどのくらい揃っているのか。

復縁希望の場合は次のような感じ。

1.復縁希望の相手と別れた経緯はどうだったのか。
2.別れた時期はいつごろだったか。
3.復縁希望の相手に新しく付き合っている異性は居るか。
4.相手の具体的な情報はどのくらい揃っているのか。

最低限でも、これだけあるんです。それをすっ飛ばして、何も答えようがありません。言いにくいかもしれませんが、細かい状況を聞く必要があるのです。別れさせであれ、復縁であれ、ザックリ言っても異性のスタッフを近づけやすい場合と、同性のスタッフを接触させた方が有効だと思われる場合に大きく分かれます。それをさらに状況に応じてプランニングするわけですから、細かい話になってくるのです。まるで尋問されてるみたいだと言われたこともありますよ。でも、必要だから聞いているんです。

こう考えていただければわかりやすいかもしれません。
たとえば、風邪を引いて医者に行ったとします。医者は当然、症状を聞きますよね。
そのときに、

「風邪を引いたんで、何とかしてください。治療費はいくらになりますか?」

と、いきなり言う人はいませんよね? 
普通は、鼻水が止まらないとか、熱が下がらないとか、お腹が痛くてだるいとか言うでしょ?症状がわからなければ、医者も治療できないし、薬を処方しようがありません。それと同じなんです。つまり、相談とは問診だとお考えいただきたいと思うわけです。

まあ、別れさせや復縁は、薬を飲めば解決するようなもんじゃないですけどね。
そのあたりは難しいところです…。

次回は、相談者が心がけておくべき注意点についてお話させていただきたいと思います。

「アレ、なんだか、テイスト変わってない?」ですって? 

いや、マジメに仕事していることをアピールしておきたかったもんで(汗)


大阪ナニワのブルース

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