コラム|離婚からの復縁―相手から別れを切り出されたケース

離婚からの復縁を願う人が多い理由―相手から別れを切り出されたケース

ひと昔前は、一度結婚した夫婦が離婚するのは、一大事でした。
しかし今は違います。
「バツイチ」「バツニ」という言葉もあちこちで聞かれ、離婚が汚点という見方も今やほぼ無くなったと言えるでしょう。
実に4組に1組の夫婦が別れているのです。
「離婚しやすい時代」になっているということです。

逆に、だからこそ今、離婚したことを後悔し、復縁したい、やり直したいと願う人も増えています。
離婚からの復縁を願う人は少なくありません。
しかしなぜ結婚から離婚という形にまでたどり着いていながら、そのような気持ちになってしまうのでしょうか。

今回は、相手から離婚を切り出されてしまったケースについて考えてみましょう。

人間だれしも、付き合いが長くなるほど「お互いがお互いのことをわかっている」と思い込みがちです。

自分はこういう性格だとわかってくれている。
自分が家事をやらなくても許してくれている。
自分が育児をやらなくても許してくれている。
自分が食事を作らなくても自分で作って、買ってきて満足している。
自分が会社の付き合いで家をあけても仕方がないことを、理解してくれている。
自分が友達と遊びに行き育児を任せても、むしろ喜んで引き受けてくれている。

まさか、まさかそれが原因で離婚を切り出されるなんて夢にも思っていないのです。

しかし、負担を感じている側にとっては重いもの。
最初は何とか耐えられていても、辛さは徐々に蓄積されていきます。
蓄積され、ストレスがたまり、将来への不安を抱え・・・
もう我慢できない!という段階に至って初めて、離婚を切り出す人が多いのです。
子供のこと、これからの生活など諸々を考えても、離婚したほうがより良いと考えこの選択をしたということ。
まずは、そこまで負担を感じさせてしまっていたことについて反省するべきですね。

しかし当の本人はなかなかそれを受け入れることができません。
「そこまで思い詰めるほどじゃないでしょ?」
「もっと早く言ってくれればよかったのに。」
「仕事や家事をこれだけやっているのだから、そのくらい許してくれたっていいじゃない。」
考え方は様々ですが、どうしても原因を相手に押し付けてしまいがち。

確かに、仕事をきっちりやっている夫が、家事育児を妻に任せきりになるのも物理的に考えれば当然です。
しかしそこに労いの一言があるかないかで、妻の受け取り方は全く違ってきてしまうもの。
それを「わかってくれて当然」と接してしまうことが、亀裂を生む要因になっているのですね。
日本人は「以心伝心」が得意な民族ですが、やっぱり口に出して言わないと伝わらないこともあります。
復縁を考えるのであれば、そういった点が無かったかどうか、振り返ってみて下さい。

中には、浮気がばれてしまってから自分のおかしたミスの重大さに気づく人もいます。
自分が悪い事をした立場ですので、相手から離婚を切り出されれば強くは出れないかもしれません。

本当は、今の相手が好き。今回のことは出来心だった。
それを相手が受け入れてくれれば良いですが、事態が起こった時は相手も興奮していますから、なかなか冷静に話し合いはできません。
最終的に離婚という形になってしまうことも多いでしょう。

このように離婚のケースは様々ですが、双方が結婚生活に嫌になって別れたというよりは、どちらかが離婚を切り出し、もう片方がそれを最終的に受け入れる形になったケースが殆どだと思います。
その中には当然、相手への気持ちが残っている人もいるでしょう。
特に切り出されたほうは、自分の意思が元になって離婚に至ったわけではないため、なかなか燻りは消えないまま、次の人生の一歩を踏み出すことになるでしょう。
新たな人生に踏み出したはずが、物足りなさを感じる。
無くなったことでとても大切だったことに気付く。
当然その流れで、復縁したいという気持ちもおこるでしょう。

問題はその後です。
気持ちだけ先走ったとしても、どのように行動に移していくのか。

それは、その時の2人の関係によるでしょう。
また離婚時に慰謝料や養育費などでもめたか、スムーズに話が進んだかによっても変わってくるでしょう。
復縁をこちらから切り出せばいいの?それとも相手の出方を待てばいい?
そんな疑問も当然生じてきますが、普通の恋愛と違い、婚姻という特別な形が絡んでくるものですから、簡単にはいかないでしょう。
感情以外にも原因があれば、それが解消されないと復縁には結びつきづらいかもしれません。
まずは相手にとってどこが復縁のポイントとなっているのか、その部分を探る必要があるでしょう。

傷心した相手が、すでに新しいパートナーを見つけている可能性もあります。
弱っている時に優しくしてくれる人がいれば、親しくなるスピードも速いでしょう。
そこを振り切って戻ってきてくれるかどうかというのは、相手次第です。
工作ではそういった2人を別れさせることも行いますが、ただ単に別れさせるだけでは復縁にはつながりません。
良いタイミングで復縁を持ちかけたり、連絡をとっていくことも、場合によっては必要となってくるのです。

離婚からの復縁を工作で目指していく場合、こういった全ての行程をサポートしていきます。
難しい状況であるのが普通です。しかし、可能性は残されています。
離婚から時間が経ってしまうと状況が掴みづらくなってしまうため、行動におこすなら早いうちのほうが良いでしょう。

通常、女性は、一度離婚したら6か月は再婚できないとされています。
なぜなら、お腹の中の子供が誰の子か、判別がつかなくなってしまうからなんですね。
しかし同じ相手と再婚するのであれば、この問題は生じません。
つまり、離婚して同じ人と再婚するのであれば、期間を気にする必要はありません。

難しいケースだと思われても、まずは一度ご相談ください。
何か解決策が見つかるかもしれません。

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