コラム|探偵になるにはどうすれば?と聞いてくるヤツは

探偵になるにはどうすれば?と聞いてくるヤツは

年度末です。
新卒者は来月から初仕事。
人によってはすでに研修などに参加している方も多いのではないでしょうか?

先輩上司からのまさかのお誘い!?
新歓でハレンチな恋??
こんな感じでいろいろと妄想しているころだと思います。

しかし、そんな出世街道から道を外した人も多いでしょう。
最近では景気が少しずつ回復しているなんて言われておりますが、小市民には一切恩恵が無い。
財布のひもは閉まるばかり。まだ就職氷河期は続いております。

つまり、職にありつけない人もいるわけで...。

もうすでに三月末。
このまま月が明けると四月から職業欄に学生ではなく無職と書かなければいけないのです。

それは己のプライドに傷がつく。
そんなことからこの短期間の間に就職活動をする人も増えているのです。

勢いで探すため、とりあえず募集しているところに問い合わせる。

給与面がどうとか、社会保障がどうとか言ってられない。
無職というレッテルを貼られるのが嫌なんだ。背に腹は変えられない。
でもどうせ探すならやりたいことをやってみたい。
そんなわけで子供のころからの憧れだった探偵社に応募してみよう。

これ、私です。私はこんな感じでこの業界に足を踏み入れました。
就職難に文句があるわけではありません。職なんてちゃんと探せばあるんです。
当方就職活動を怠けていただけです。
まぁこんな感じの人はいつの時代もいるようで。

憧れだった探偵になりたい。

そんな感じで考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし。しかしだ。探偵業だってそんな簡単に入れるわけではない。
確かに未経験者でも募集はしている。というよりは大体が未経験者しかいない。
経験者が別の探偵社の門を叩くのなんてよっぽどじゃない限りないだろう。
ただ未経験者だとしても、業者は取捨選択をしているのです。

探偵になるにはどうすればいいんですか?

よく知恵袋とかで質問している人を見ますが、その時点で失格でしょう。
だって調査能力がゼロですって言ってるようなものですから。
まだ掲示板などに書くのであれば「聞き込み」に該当するから百歩譲って良しとしよう。
しかしその質問を探偵会社に聞いていたら、こいつダメだなと思ってしまいます。

探偵とは調査を生業とするもの。つまりその素質が無ければできないのです。
調べることもせず、ただ人に聞くだけでは調査業は務まりません。

そのため、まずは以下のことを知っておくべきでしょう。

■働きたい会社の住所・代表者氏名

これに関してはどの業種においても当たり前なことです。
とくに住所は地図で確認して聞く必要のない形にしましょう。
地図が読めないのはこの仕事をする上でかなり痛手です。
道順は気合で覚えてください。

■会社の規模など

これを見極めるのはある程度能力が無ければ難しいです。
支店があるといってもレンタルオフィスの可能性もあります。
地元にあるからと思ったら、その地域では募集していないなんてこともあるでしょう。
これは要注意です。
もし、本気で調べるのであれば登記簿取ってみるとかですかね。
逆に引かれそうですが...。

■探偵業法に関して

この業界で働く以上、最低限知っておくべき法律です。
頭の中に叩き込んでください。

■調査の基本的なことに関して

尾行や張り込みっていってもテレビドラマでよくあるような動きではありません。
実際の動きはどうなのか、どんな仕事をしているのか、いろんなサイトをみて勉強しましょう。

まぁこれだけやっていれば、素行不良などでない限り採用はされると思います。
あとは普通の会社だと思って求人の応募、面接をすればよいだけでしょう。

しかーし。
何も考えず検索結果の上位に出てきたところに応募をだすというのは甘い考え方。
ただでさえ、時間も不規則な業種なのにもかかわらず、なかには牛馬の如く働かされ、挙句捨てられてしまうといったところもあるんです。
私が以前いたところがそんなとこ。身をもって体験してます。
相談者だけでなく、求職者も業者選びが必要なんだって...。

少なくとも、このページを見ている人は探偵に向いているほうだと思います。
転職を考えている方、新卒の方。ぜひ一度検討して見てはいかがでしょうか?
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