コラム|探偵は見た!リアル不倫体験談-白昼の修羅場-

探偵は見た!
リアル不倫体験談-白昼の修羅場-

まぁこの仕事をしていると修羅場には定期的に出会うものです。
ここでいう修羅場というのは男と女のドロドロした昼のメロドラマ顔負けのものです。

不倫の末に旦那は浮気を疑われ、それで弊社に問い合わせてくる。
多いパターンが会社の同僚や取引先の女。その次が同級生などだろう。
同級生っていうのが結構ドロドロしているもんで、中には結婚式に参列までしつつ不倫関係を継続しているという人もちらほら。
これは浮気調査に関わらず別れさせ屋などでもよく見るパターンです。
そんな私がみた不倫現場体験談をご紹介。

不倫というと昼下がりの午後のイメージですがそれはドラマの話。
やはり日中に"オイタ"はまずいのかほとんどが日が落ちた時。
妻には内緒で不倫の密会。大体の男性が出張と偽って女と会っている。
実際に出張はあるものの、余分に一日増やしてその日に会うというアリバイまで作るところがなんとも情けないところ。そんなアリバイを作ったところで結局は塗り固められた嘘。長年連れ添っている妻がそんな簡単に騙されるわけがありません。

浮気をされたときに取る行動は2パターン。
一つはそれが発覚した瞬間に相手を詰める。
もう一つが相手を泳がせつつ情報収集。後者の方は策士ですな。弊社に欲しい人材です。

ただ一人で情報を集めるというのは苦労のいるもの。
相手は分かったが決定的な証拠がなくなかなか相手を詰められないなんてこともあるだろう。
その様な場合に探偵を使うというわけだ。
不倫現場をおさえたい。もうそこにいる妻は妻ではなくその証拠をおさえる調査員の参謀。
綿密な計画のもと行われる。

当日。
情報通りの動き、無駄のない時間設定。
ここまで調べ上げたのは愛なのかそれとも執着なのか、はたまた憎悪なのか。
うちのシステムはリアルタイム報告。
状況を定期的に依頼者に報告し、その結果をもとに適時方針を変える。
当日は浮気相手と会わない可能性もあるため、会わない判断される場合は早期に中止したほうが費用的な負担が避けられる。ただ、いままで調べ上げた功績からか、予定通り浮気相手と接触。そのまま食事に向かう。

不倫カップルの食事は焼肉屋が多い。
これからの"行為"のために体力をつけるため?肉欲と肉をかけているのか??
詳しくは過去のコラムを見てもらいたい⇒焼肉屋にはなぜ不倫カップルが多いのか??

焼肉デートをした後はもれなく公園までお散歩。不倫カップルの黄金ルート。
公園でいちゃつく対象者ら。薄暗い公園での張り込みのため本当につらいです。

いちゃついた後はホテル街へ。
ラブホテルなんてどこも同じだと思うのですが、部屋選びがかなりこだわる人がいらっしゃいます。
何件も梯子しながらあーでもないこーでもないと無駄な時間を費やします。
最初は周りを警戒しつつホテルに入っていたのに時間が経つと男性は忘れてますね。
浮気相手に関しては最初から堂々として、不倫慣れしているようです。

こんな感じでホテルに入り、そのあたりを依頼人に報告。
どうやら本日は宿泊のようなので明日朝より再調査を行う形に。

翌朝。予定通りホテル前着。
出てくるところを撮影し、浮気相手の身元をおさえるまでが本日の調査。
対象男性の予定は分かっているため昼ごろにはすべての決着がつく。
そんな感じで始めたのだが、付近に一台怪しい車両が止まっている。

デリヘルの迎えにしては時間が早すぎる。もしかして同業??とも考えた。
探偵業をしていると同業に気づくことが多い。
とくにホテル街はウチラの“庭”のようなもの。
ホテル街に長時間いれば、同業かその手の客商売をしている人くらい。

気付かれないよう怪しいポン引き客引きに紛れて張り込むことも。
泥酔者やホームレスのように寝込みながら撮影なんてしていることもある。
紛れ込むため他の人が見れば景色の一部だが、この仕事をしていると違和感を感じる。
その車からも怪しいオーラを感じていた。恐らく同業か何かかと。。。

などと考えていると予定通り対象者らがホテルより出てくる。問題なく撮影もでき、尾行モードに移ろうとしたとき、カメラのファインダー越しに一人の女性が対象者らに近づいて行った。

対象者らに詰め寄る女性。
女性の腕をひっぱりラブホテル街で言い争いを始める。

まさかの依頼人登場。

もうこうなってしまうと手におえない。
浮気女性の家割り出しなんてできるわけがない。しかしうちらが何かできるわけではない。
まさに昼のメロドラマ。朝10時。ラブホテル前で言い争いをする三人。修羅場とはこのこと。

不倫現場

このようなときに発せられる言葉が本当の気持ちなのであろう。
数ある修羅場を見てきたが、ここでランキングを発表したい。
浮気現場で発する言葉衝撃度ランキング

第一位:このドロボウ猫が!!
第二位:このメス豚!!
第三位:肉便器!!

まだ子供の起きている時間にこんなワードを公衆の場で繰り広げています。
メロドラマを見ていてあり得ないと思っている人へ。
人間は感情的になるとこんなフレーズを言うのです。
女性からこんな言葉が出るとは某も探偵業をやるまでは思いませんでした。肉便器って...。

ただ、不倫相手も肝がすわっているというのか、この状況になってしまうと何も動じません。
むしろ淡々と好戦的な対応をしています。

「あなたに甲斐性がないだけでしょ!?」
「下手だからわたしのところに来るんでしょ??」
「エッチしただけでそんなに怒るなんて欲求不満?」

あとは野となれ山となれ。エスカレートする不倫相手と妻。どちらの肩も持てない夫。
ホテル前で1時間ほど言い合いが続き、その後三人で話し合いのために喫茶店に向いました。

依頼人より「もう大丈夫です。あとはコチラで片付けるんで」

...感情的になるとこのようなことも起こるのです。
ウチラとしてみればしっかりと調査を終わらせ、それを報告するのが仕事なのですが。
このケースはホテルの入りもしっかりと撮れ、相手の身元も明確になったため成功しました。
しかし証拠がないと場合によってははぐらかされる危険もあります。
くれぐれも調査中に行動を取ることはしないように。⇒浮気調査をお考えの方へ

依頼者様からの寄稿による不倫体験談はこちら
「私の不倫体験」~夫婦仲の実態~藤原由美子(仮名)28歳/OL

また不倫をする女はこんな手口で切り抜けています。
仕組まれたアリバイ工作?その手法とは??

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