コラム|盛岡の復縁工作~開運橋での運命的な出会いを演出~

盛岡の復縁工作
~開運橋での運命的な出会いを演出~

私が働くFAX探偵ドットコムでは全国で調査・工作を行っております。

色々なところに行くため観光名所を横目に調査したり、ご当地のグルメが食べれたり食べれなかったりと様々です。やはりご当地ものが食べれるというのは日々コンビニや店屋物を食べていることから考えれば何とも幸せなことでしょう。探偵バーという亜流ながらも飲食店をやっている身分ですので食に関してはかなりうるさくなってしまいます。

おいしいご飯といったらやはり北国ですね。
関東出身のため味の濃い物が口に合う。そのため北国の食事が性に合っている。そんな舌を持っているからでしょうか。東北の魚、米、酒...。どれも西の食文化とはちょっと違います。ただ昨年は震災の影響からか3月以降は東北の調査が激減していました。最近になりポツポツと増え始めていますが、以前のような勢いはなくなってしまいました。そんな北国でのちょっとしたエピソードをお送りします。

場所は岩手県盛岡市。岩手県の中心都市のためこのあたりは非常に多い。東北でいえば札幌の次に仙台、その次が盛岡といったところ。比較的多い地域のため何度も訪れている。盛岡といえばやはり三大麺を語らなければならない。盛岡冷麺、じゃじゃ麺、わんこそば。もちろんすべて食べております。わんこそばに関しては復縁工作の一環で対象者と食べに行った記憶がありますね。そんな盛岡ですが、ちょっと思い入れがありましてね。

開運橋というのはご存知でしょうか?
盛岡に行ったことがある人であれば一度は必ず通る橋です。
盛岡駅は繁華街から少し離れた場所にあります。北上川の西側に盛岡駅、東側に繁華街があるため街に行くためにはこの川に架かっている橋を通らなければなりません。その橋の名称が開運橋というのです。目を閉じて願い事をすると願いが叶うなんて言われているようですが、開運橋には二度泣き橋という別の名称もあるようです。

昔は東京から行くのも時間がかかった盛岡。出張族が盛岡に行きこの橋を渡る際に「遠くまで来た」と思い涙する。数年後、出張が終わりこの橋を渡って帰る際に盛岡を離れ難い気持ちになり涙するから来るときも泣き、帰るときも泣く。だから二度泣き橋という名前がついたそうです。まぁそんな誰でも通る橋だからこそ、ここでのエピソードはすごい多いのです。

復縁を願う男女。この仕事をしているとそのような相談は多数受け、それを解決するために復縁工作をやる場合があります。復縁工作ってどうやるの?と気になる方もいらっしゃるでしょう。詳細に関しては復縁工作のページを見ていただければわかりますが、要は相手の気持ちを変えて復縁をするように心理誘導していく形がメインとなります。そのほかにも状況により様々ありますがここでは割愛いたします。この盛岡の地でも復縁工作の場として何度も訪れているわけで今回はそんな男心、女心をサポートしてまいりました。前半の部分に関してはいつも通りの工作風景。恐らく依頼を考えている人はこの辺りが気になるのだと思いますが、私が話したいのはここではありません。最後の仕上げの段階です。

工作はひと段落。しかし最終的な仕上げができていない。始まりの終わりの部分をしなければ復縁には進みません。復縁するためには別れた二人が再度連絡を取らなければなりません。復縁の意思を決めた段階で対象者が電話をするなど自発的な行動をすればよいのですが、消極的な人、ことなかれ主義の人が対象の場合、見ているこちらがイライラしてしまいます。依頼人は復縁したい、対象者も復縁を考えている。にもかかわらず前に進まない。結果時間が経ち諦めてしまう。玉砕が怖いから動けないなんて言っている男子も多いようで。こうなると強制的に出会いの場を作っていくしかありません。

そこで出てくるのが開運橋。
お伝えした通り、この橋を通らなければ街には行けません。街から出るためにはこの橋を渡らなければならない。つまり万人が使用する橋なのです。おじいさんもおばあさんもお父さんもお兄ちゃんも、対象者もこの橋を通るのです。つまり橋の上で待っていれば再会が可能なのです。しかも名前が開運橋。目を閉じて願い事を祈れば願いが叶う。そんなところで偶然会うなんてなんてロマンチックな話しでしょう。月9のドラマにもなりそうな話ではありませんか。まさに格好の出会いの橋ではないでしょうか。

そんな橋のため、そんなことをするケースもあります。
開運かそれとも二度泣きか。それはその時になってみなければわかりません。
ちなみにその案件はといいますと、、、二人で抱き合って泣いていました。

二度泣きならぬ二人泣き。
こんな感じで上手くいくとやりがいを感じてしまいます。

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