バツイチ奮闘記|工作の成功率

工作の成功率

前回、恋愛とはどういったものなのかという定義をお話ししました。
恋愛とは感情を扱うもので、そういった常にうつろいゆくあやういものに対して成功率などを示すことはできないのです。

こういったことを理解しづらいという方に対して、分かりやすいイメージを描いてみようと思います。

例えば。

イメージしやすい例として、一日の過ごし方を考えてみてください。
朝起きて、仕事へ行って、帰宅する。
その行動一つ一つを、朝一番に、あるいはもっともっと前から決めている方がどれだけいるでしょうか?

その日は雨でしょうか、晴れでしょうか、予報はあれど、それが本当にその日の天候かどうかは、その日になってみなければわかりません。
数時間後に風邪をひくと察する方はなかなかいません。
今日は家でご飯を食べようと思っていたけど、急きょ面倒になって外食にした。
一人で帰ろうとしていたら、同僚から飲みに誘われて、その日は飲み会に参加した。

こういった、少しずつの「偶然の積み重ね」で毎日を過ごしている方がほとんどだと思います。

そして当然、こういった偶然は感情にも表れます。

毎日は、自分自身では予想もつかない(あるいは予想もしないほどの)偶然の積み重ねです。
こういったことの積み重ねで、人々の感情や状況は日々細かく変化していきます。

そういったものに対して、「○○をすれば良い」とはっきりしたことは何も言えないものです。
それを言えるとすれば、自身の考えに縛られている、頭でっかちな方でしょう。
そういった方から妙案が生まれるとは思えません。
少し辛口ですけど。

ですから、成功率は、出したくとも出せないのです。
むしろ、そういったことにとらわれるのではなく、「成功率では指し示せないものを扱う」業者の知能レベルを見るいい機会だと考えてください。

メールのやり取りでそれは見れると思います。
どういった方法で工作を進めていこうとするのか。

分からないものをわからないと説明できるのか。
成功率に安易に逃げてしまうのか。

この辺りは、やり取りをしていく中で、ご相談者様が判断されていってください。
では、バツイチ女探偵でした。