バツイチ奮闘記|離婚したい。離婚してもらいたい。そして親権も取りたい

離婚したい。離婚してもらいたい。そして親権も取りたい

離婚したい。離婚してもらいたい。
一度、思い始めたら止まらないもの。

離婚は言い出したほうが不利になることぐらい、私だって知ってたわ。
離婚したい理由を一言で言えば、価値観の違い。(過去のコラムを読んでね)
よく聞く離婚理由だけど、離婚に値するかどうかはお互いのとり方。
相手は自分の思い通りになっていたから、そんなこと感じていなかったでしょうね。
私が精神的に追い詰められていることをなんとも思っていない、私の話しを一切聞こうとしない相手の態度が許せなくなって。

都合がいいかもしれないけれど、私は「自分の有利な条件での協議離婚」を考えるようになりました。
だって、息子を引き取りたかったし、金銭的な苦労もしたくなかったから。
自分勝手でサイテーと思うでしょ・・・。
行き着くとこまで来ちゃったって思っていた結婚生活だったから、もう夫とは他人の感覚。
自分可愛さが出ちゃうのは当たり前だと。
どうすれば自分の思い通りの離婚ができるんだろう・・・
このまま妥協して生きるの私?あと何十年も一緒に過ごすのこの人と?
定年にでもなって、ずっと家にいられたら?
絶対に耐えられない!!
この思い、あきらめ切れなかったのね。

  
・・・自分勝手な自分も知ってるし、同じように自分に都合よく離婚したいという依頼人の方もみてきて思うこと。

離婚は攻防戦。相手を攻めて、自分を守る。
実際、離婚となったらお互いのずるさ(本音)は丸見え。
誰だって自分に有利にと考えるようになるもの。
だから、調停や裁判で親権・慰謝料・財産分与などを争うことに。
相手の銀行口座の預金額を調べておいたり、相手が不利になるような証拠を掴んでおくことが必要。
離婚を考えた時には、先手必勝!! これは確かね。
離婚してから「・・・たら」「・・・れば」で悔し涙を流さないためにも、先に手を打っておいたほうが絶対有利だってこと。たとえ、お金がかかったとしてもね。自分の一生がかかっているのに、ここでケチってはダメ。
相手が不利になるようなことが見当たらない、あったとしても決定的な離婚の原因にはならない、という場合だってあります。
そこで、「離婚工作」の登場、となるのです。・・・

いっそ、他にオンナでもいてくれたら、浮気でもしてないかな、なんて思ってた。
だって、私にとってはとってもラッキーなことだから。・・・でも相手は自分の非を認めるようなバカなことはしてないだろうな・・・
自分で離婚の筋書きを考えてみたり。誰かどうにかして私を離婚させて!!いい方法教えて!! 頭の中はこればっかり。

離婚や親権のことをインターネットであれこれ調べていくうちに、目に止まったんです。・・・「離婚工作」・・・
よくよく調べていくと、いくつも載っている。
驚いたことに、探偵社の紹介に載っているじゃない。
探偵社って、「人探し」とか、「尾行」「張り込み」のイメージだったから驚いたわ。

もう、「離婚工作」って何? 何なの? って感じで、知りたくて、読んでいくうちに、心臓がドキドキしてきて、オオ~!!
自分のPCだから、こんなページを見ていることはバレないとは思うけれど、誰にも知られたくない秘密を持っちゃった気持ち。
履歴を見られたらまずいと思って、毎回こっそり消したりしてね。
「お気に入り」なんかにブックマークしたら危ないから、携帯にこっそりURLやタイトルのメモを入れておいたわ。ここまで気を遣わないとダメ。途中でばれたら終わりなんだから!!

調べていくうちに、情報が多すぎて頭が混乱してきちゃった。
多くの探偵社の名前が並んでいるのはわかっていたけれど、「離婚工作」のことで頭が一杯。
もちろん、寝付けぬ夜を過ごすことに・・・
「離婚工作」をもっと詳しく知るには探偵社に聞くしかないかぁ・・・
この時点で詳しいことを聞いてみようと思ったのは正解だったと思う。
ここで躊躇していたら何も始まらなかったもの。