バツイチ奮闘記|あの頃、私は何も知らなかった。

あの頃、私は何も知らなかった。

そもそも、結婚式前からおかしかったのね。
でも、そんなもんかな~って・・・
結婚式の日取り、新婚旅行先、新居などなど・・・
ワタシが両親と同席していた時、
すべてダンナとその母親で決めた後に報告がくるだけ。
式の打ち合わせだって、1回もダンナと一緒に行ったことなかったんだから!
私が決めたのは、ドレスと打ち掛けだけ。
場所?その当時出来て間もない全○空ホテル。
ダンナの職場に近いからって理由だけで決められたのよ。

ワタシの母「そうなの?」  
ワタシだって初めて聞いたよ、知らないよ~・・・えっ?・・・

まったく350人も呼んでの結婚式&披露宴。誰が来てるんだか、さっぱりわからん・・・
ダンナの来賓に気を遣ったことしか覚えてない。極めつけは、ダンナからの一言
「君は一口も食べるな。みっともないから。」
隣でダンナはがつがつ食べてるのを横目で見て「この人とやっていけるのかしら」早くもそう思ったわね。

そんなこんなで色々あったけど、面倒な披露宴も終わってヤレヤレ。

一応、女として心構え(恥じらい?)していたわけね。
もちろん婚前交渉なんて無いわよ。そりゃあ、キス1.2回くらいは、ね・・・。
でもよ、でも!!
ワタシがお風呂から上がったら、いびきかいて寝てたわね。
疲れきっていて初夜はナシ!・・・アレレ・・・

新婚旅行の行き先も、ダンナの留学先。私の希望なんて聞いてもくれなかったしね。
いきなり、豪邸に連れてかれて「僕の恩師と会うから」だって!
手土産も何も持ってきてない、と焦ったらダンナはちゃっかり持ってきてる。
・ ・・妻に恥かかせて何がしたいわけ、この人・・・。

その後の新婚旅行で合体~!
運よく?運悪く?!ハネムーンベイビーできちゃった。
つわりで5キロも体重減ったけど、気付きもしない。
お腹かどんどん大きくなっても、買い物ひとつ手伝ってくれなかったわね。
自分の用事か、親の用事の時意外は車乗らないから。
徒歩5分の所だって、親のためなら足取り軽く迎えに行くのに、
ワタシ、そういうことしてもらった記憶が無いの。・・・悲しいわぁ~・・・

それでも何とか、玉のような男児を無事出産。
朝一の出産で疲れきって寝ていたら、
その日の夜、ようやく仕事の帰りに病院に見に来て一言。
「家の中がメチャメチャだから早く帰ってきて片付けてくれないと困るよ。」
ワタシって、ゆっくり休む暇も無いわけ・・・ア~めまいが・・・

実家に帰っていた間なんて1回も子供の顔を見にこなかったんだからね。
自分の子よ、自分の子!!

実家から戻って、3人の生活。
な~んにもしない! な~んにも育児に関わらない。
カイシャから帰ってくれば、
ご飯食べてお風呂に入って自分の部屋に閉じこもってお勉強。
ワタシの24時間体制育児なんて見ていなかったんじゃないかな。
「何か手伝おうか?」ぐらい言ってくれてもいいじゃない?・・・愕然・・・

お宮参りの日時と場所も決まって、ワタシの両親に知らせなくちゃ。
元ダンナが当たり前のように、「呼ばなくていいから」・・・ゲッ!・・・
ワタシの母なんて新しい着物こさえてたから、そりゃもうカンカンですわ。