Q&A|依頼するのに必要な情報ってなんですか?

依頼するのに必要な情報ってなんですか?

弊社では、依頼をしていただく前に相談メールにて打ち合わせを行います。
探偵といえども私たちは人間です。
頭に手をかざしただけでその人の考えていることがわかるとか、顔を見ただけで相手との相性がわかるなんてことはありません。
まずは、今どのような状況で、どんな相手で、どうして依頼しようと思ったのかといった基本的なお話をさせていただくことが多いです。
別れるときに揉めてしまったとか、自分が浮気したことで別れてしまったとか、その人その人によって関係が拗れてしまった理由は様々です。
しかし、そういった心理的な問題のみが成功率に影響するわけではありません。

何はともあれ、相手の情報量が物を言うのです。

相手と一緒に生活している方と、相手の下の名前しかわからない方とでは、当然成功率が変わってきます。
といいますか、後者の場合はほぼ調査自体行えないことになります。
付き合っている時点から相手のことをあまり知らなかったのか、もしくは付き合っている当初は知っていたものの関係を解消することで情報も失ってしまったのか、もしくは別れる際に揉めてしまうことで相手が故意に情報を移動させているのか。そのあたりの事情はそれこそ人それぞれなのでしょうが、現時点で生きている情報をどれだけ持っているかが非常に大きなポイントになることは間違いありません。

まず、なによりも大切とされるのは相手の住所ですね。
何かをするためには相手がどこにいるかが全てですから。
それは、公的な届け出をされている住所というよりは、その人物が寝泊まりしている生活拠点という意味での住所です。
普通の方であれば、自分の住所にある家に帰り、そこで寝て、そしてご飯を食べて次の日また仕事に向かうわけですが、そうでない人もいます。
というのも、自分のアパートを引き払うことなく友人宅に半同棲状態で転がり込むような人も実際いるからです。
大切なのは相手の家を特定することではなくて、相手を補足していくことです。
できることであれば、相手に24時間尾行をつけてどこにいて何をして誰といるのかなどを調べたいところです。
しかし現実的にはそんなことはできません。私たちは調査しているときは相手に張り付いていますが、解除すればいうなればその人がどこに行ってしまうかわかりません。しかし、生活拠点さえ把握できていればいつかはそこに必ず帰ってくるわけで、そこに拠点ができるわけです。
まずなによりも大事な情報は相手の住所ですね。

また、相手が必ず訪れる場所という意味では勤務先も良い情報です。
通常平日には朝出社して、夜には退勤して会社から自宅へ戻ります。
例えば(こんな人は滅多にいないですが・・・)、今日は自宅、今日は友人A宅、友人B宅、恋人宅、と日替わりで寝泊りする家が変わる相手がいたとします。
その人を補足するたえには自宅を見ていても意味はありません。
しかし、会社から帰る際補足さえできれば、どこに帰ろうがその道中尾行して調査を行うことが可能です。
先にもお伝えしましたが、このような生活をしているかたはほぼおりません。しかし、平日は自宅、週末は親戚のうち、ときどき恋人の家といったように帰る人は実際におりました。そのため一点の生活拠点を把握しているというだけでは不安なことは事実ですね。
"生活拠点"と"勤務先"の二つが把握できていれば、ほぼ間違いなく相手を補足することは可能です。

ところでみなさん、付き合っている相手の住所や勤務先を、正確に覚えていますか?
付き合っているのであれば、相手の家に遊びに行くこともありますよね。1度や2度ぐらい、招待されたことがあるでしょう。
しかし、そういった時は、大抵の場合招いてくれる相手が駅から道案内をしてくれたり車で送ってくれたりと、自分で番地まで調べて自宅を訪ねるということはなかなかないものです。そうなってくると、数ヶ月前に一度行ったきりの場所を正確に思い出すことができない方が本当に多いです。
特に女性、地図に弱い方多いですよね・・・?
皆さん、部屋の中のことは事細かに覚えている方は多いです。
ベットカバーの色はどうだった。大きなコンポがあって、その上に犬のぬいぐるみがあって、壁には大好きなバンドのポスターが貼ってあって・・。
しかし、大切なのは彼の家がどこにあって、外観がどんなアパートだったのかということで、部屋の中身ではないんですよね。

また、彼の自宅ならこうして実際に行ってみることがあったとしても、勤務先はどうでしょうか?
大抵は○○会社に勤めている。最寄駅は●●だ、ぐらいしか聞かないですよね。
もし結婚ともなれば相手の職業について、役職や勤務先の規模などについても聞き出すことがあるかもしれません。しかし、単なるお付き合いの関係であればなかなか聞き出す機会もありません。
大きな会社であれば、支店や別館なんかがあって、下手をすると同じ最寄駅付近に集中していくつもの支店がある場合、相手がどこの棟に出入りしているかは非常に大切なポイントです。ずっと本館張っていても、相手が別館勤務であればいつまでたっても補足できませんからね。
しかし、「あなた、本館勤めなの?別館勤めなの?」なんて、よっぽど興味がない限り聞かない話題ですよね。
また、相手が男性だった場合、本部勤めなのか支部勤めなのかは仕事の善し悪しや役職に直結する問題かもしれないので無理に聞き出そうとすると怒り出すひともいるかもしれません。また、見栄を張って嘘をついて良い待遇の勤務先だと言ってみる人もいたりとか・・・。
考えだしたらきりがありませんが、いろいろなケースに備えて正確な勤務先のことも知っておくことは大切です。
「そういえば、このまえあなたの職場がある○○駅行ったんだけど、おいしいお店見つけて。多分あなたの会社があるビルが面した道をまっすぐ行って・・。あれ、勤務先ここで良かったよね?」なんて、普段の会話の自然な流れでスマフォの地図を見せて指差してもらっておくなんてことも大切かもしれませんね・・。

探偵社に相談に来られる方はみなさん同じですが、相手との関係が円満であったころには、相手から無為に情報を入手しようとか、今後別れたときに役立つから今のうちから準備しておこうなんて考えている人はいません。
みなさん、別れてしまってから、必要な情報を集めていく方がほとんどです。
中には関係が拗れたものの、形としてはまだ付き合っているからその段階で動き出す人もいますが、そういった方は相当な情強さん。普通の方は別れてからうちへの依頼を考えるものです。
ただし、普通に付き合っているときには考えもしない形での情報が、必要だったりします。

くれぐれも、住所の番地や勤務先の部署は正確にお覚えくださいね。


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