悩むということ
職業上、依頼にはならなくともいろんな相談を受けることが多々あります。
それはメールや電話など様々な媒体でもいえることですが、やっぱり直接顔と顔を合わせて話をすることができるバーでの相談は受けている側からしても臨場感や本音が伝わる分親身になってしまう部分はあります。
そうやって相談者の顔を見ながらいつも思うのは、悩んでいる人の表情の固いこと、重いことです。
もちろん悩んでいる人がニコニコしていたらそれはそれでおかしいし、不気味でもあります。
でも、だからといって、顔が緊張していてうまく笑えないほどに悩み続けている人を見るとなんとかしてあげたいと思ってしまうのが人の子です。
そんな風に悩んでいる人には、はっきりいって「弊社に依頼して!」と言ってしまいたくなりますが、みんながみんな依頼できるわけではありません。
なので私なりのアドバイスを言わせていただきます。
内容は恋愛関係のものがやはり多いです。
子供のころなんかは恋愛の悩みなんて、悩むこと自体が楽しかったりしましたよね。
でも、大人になって、環境も考え方も変わって、そもそも複雑な人間関係の中でみなさん恋愛をしているのでそう簡単にもいかないものです。
だからといってその環境や人となりを変えていくとなると実際依頼していただいて弊社スタッフが尽力して行うしかないように思えます。
けれど、自分の考え方、物事の捉え方ひとつならばなんとかなると思うんです。
確かにそうゆう人の性格に由来するようなものは変わりづらいものですが、視点を少し変えるのって以外に簡単だったりします。
例えば、大海原に身を投げ出した時、みなさんは解放されたように感じますか?それとも不安や恐怖を感じますか?
人が悩みを持ったとき、自然に触れ合うと意外に悩みが吹っ飛んだりする、っていうのは割とよく聞く話ですよね。
それって、自然に触れたときに、自分の小さな力ではどうにもならない大きな深い存在に触れて、開き直れるかもしくは逆に深刻に自分否定してしまうかの線引きにかかってると思うんです。
広い広い海の中で、自分の存在がすごく小さく感じられたときに、どうせもがいたって海は変わらずに広がってるのだから、いっそ身を投げ出して海に身を任せたらプカプカ浮いて心地好くなれたりするもしれません。
逆に海を非情に感じて心細さや恐怖からその場を離れようと動き回ったら逆効果だったり。
自分がその状況になったらどちらの反応をするかはわかりませんが、自然に触れて悩みが解決する人っていうのは前者だと思います。
恋愛の悩みに関しても同じだと思うんです。
いうなれば、大海原が恋をしている相手、ですかね。
好きな相手のこと程、不明瞭で不思議で中身が見えない存在はいないですもんね。
そうゆう相手を前に、どうせ何考えてるかわからないし、悩んでも無駄。自分以外の力の潮の流れや風に身を任せてみようかな。と全身の力を抜いてリラックスできるか。
それともわからないモノを前にがむしゃらに動いてしまうのか。
そのどちらを選ぶかで悩みや苦しみが軽くなってくばかりじゃなくて、その結果にまで影響しそうなくらい重要な選択だと思います。
悩みすぎて、眉間にシワとか落胆の表情をするのを通り越して無表情になっちゃってる人をよく見掛けます。
そうゆう人は、どうせ考えたって、悩んだって、想像の域を越えないのだから、一旦全身の力を抜いて、顔の筋肉もほぐして、リラックスしてみてはいかがですか?
それができたら苦労しない、という意見が出てきそうですね。
そうゆうときは自然に触れてみるのをお勧めします。
海や山や川に行きましょう。
それでも駄目なら、バーでお酒の力をかりて脱力してみませんか?